MARSMALT Le Papillon Single Cask A.cardamines
「マルスモルト ル・パピヨン」シリーズは、ウイスキーの熟成環境を形成する日本の四季折々の気候風土、その自然環境の素晴らしさを、日本に生息する蝶をモチーフに表現したシリーズです。
オスの前翅先端部が鮮やかなオレンジ色をしている小型の高山蝶「クモマツマキチョウ」がテーマの本商品は、中部地方の高山帯だけに生息する美しく孤高なその姿をイメージしてシェリーバットで熟成した原酒を一樽厳選しました。マルス信州蒸溜所で2015年に蒸留したモルト原酒をナチュラルカスクストレングス、ノンチルフィルターで瓶詰めしたシングルカスクウイスキーの逸品です。
「中部地方の高山帯だけに生息するオレンジ色のクモマツマキチョウは、孤高の存在で、昆虫少年には憧れの蝶だった。初めての出会いは、1972年5月17日。高校生の私は、友人と二人で南アルプスの野呂川上流の広河原に向かった。夜叉神峠の登山口から往復32キロの行程で10時間を要する。逆算すると広河原での滞在時間は30分程しかない。疲れ果てて渓流脇に腰を下ろしていると、雪渓の残る右手の急峻な谷から、オレンジの蝶が私に向かって飛んできた。無我夢中でネット一閃、・・・生涯忘れようのない瞬間となった。」2015年に信州蒸溜所で蒸留した原酒の中から『孤高のオレンジ』を連想させる一樽を選んだシングルモルトウイスキー。ラベルの写真と蝶の説明文は荻野秀一さんによるものです。