Manga Label Series #00 — Origin 334|原点 334 (オリジナルカード付属)
8月下旬発送開始予定
すべての物語は、原点から始まる
Courser of Woodland の日本ウイスキーシリーズは、「漫画ラベル」を核となるビジュアルコンセプトとして展開していきます。
これは単なるラベルデザインではなく、商品を目立たせるためだけのスタイルでもありません。Alvin にとって、漫画ラベルとは、幼い頃の夢、デザインを学んだ背景、起業家としての歩み、そしてウイスキーの世界をもう一度つなぎ直すための表現です。
幼い頃の Alvin は、漫画家になることを夢見ていました。
当時の彼にとって、漫画はただ読むものではなく、世界を想像するための言語でした。キャラクター、コマ割り、冒険の一つひとつが、「物語は自分の手で作ることができる」「世界は自分の視点で描き直すことができる」と教えてくれる存在でした。
その後、Alvin は大学でデザインを学びます。デザインの訓練を通じて、画面で物語を語ること、構図で感情をつくること、細部に意味を宿すことを身につけました。しかし、人生が本格的に動き出したとき、彼が選んだ道は漫画家ではなく、起業家でした。
起業は、彼をまた別の現実の物語へと導きました。ブランド、酒類業界、市場、顧客、チーム、国際展開。その一歩一歩は、もはや紙の上のコマではなく、実際にリスクと選択を背負う人生の章となりました。
そして長い年月を経て、Courser of Woodland が自らの日本ウイスキーを世に送り出すとき、Alvin はようやく、幼い頃から愛してきた漫画という表現を、自分の作品の中に取り戻す方法を見つけました。
こうして、「漫画ラベルシリーズ」は誕生しました。
一本のウイスキーは、単なる商品ではありません。
一枚のラベルは、一話の物語です。
一つの番号は、一つの旅路を表しています。
そして、このシリーズの第一話が《原点》です。
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第一話:《原点》
《原点》は、漫画ラベルシリーズの最初の正式作品であり、商品番号は #00 です。
0 は、空白を意味するものではありません。
0 は、まだ何も始まっていないという意味でもありません。
Alvin にとって 0 とは、すべてが本当に始まる前に立ち返る場所です。自分はなぜ出発したのか、どこから始まったのか、そしてなぜこれからも進み続けるのかを見つめ直す地点です。
このウイスキーは、Alvin が長年の起業経験を経て、日本で事業を広げることを選んだ時期から生まれました。
日本は、彼にとって最初から慣れ親しんだ市場ではありませんでした。言葉、文化、人とのつながり、商習慣、生活のリズム。そのすべてを、もう一度理解し直す必要がありました。これは単に既存の事業を別の国へ移すことではなく、見知らぬ国で新たに始めるという挑戦でした。
だからこそ、《原点》は成果を誇示するための一本ではありません。
それは、一人の人間が異国で再び歩き出す瞬間を記録した一本です。
新しい旅の、最初の一コマなのです。
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ウイスキーとの最初の記憶
Alvin とウイスキーの関係は、ビジネスから始まったものではありません。そこには、家族の記憶があります。
幼い頃、Alvin が初めてウイスキーに触れたのは、父親がきっかけでした。当時、日本のウイスキーは今よりもずっと手に取りやすく、2万円ほどで、山崎20年や余市20年のようなウイスキーを手に入れることができました。
今振り返ると、それはもう二度と戻らない時代のようにも感じられます。
しかし Alvin にとって、その記憶で最も大切なのは価格ではありません。父親がウイスキーを彼の人生に持ち込んでくれた、その瞬間でした。
そのときから、日本のウイスキーは彼の心の中に特別な場所を持つようになりました。それは単なるスピリッツでも、コレクションでも、市場価値でもありません。時間、熟成、家族、そして記憶の味わいでした。
年月を経て、Alvin が本格的に酒類業界へ入り、さらに日本で自らの事業を新たに展開することを選んだとき、この最初の記憶は静かに物語の中へ戻ってきました。
《原点》は、起業の原点であるだけではありません。
それは、Alvin とウイスキーを結ぶ、最初の感情の原点でもあります。
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334 と 10334:運命のような番号
《原点》が生まれる過程で、非常に特別な偶然がありました。
Alvin が日本で初めて構えた正式なオフィスの番号は、334。
そして今回選ばれた樽番号は、10334。
これは最初から意図して仕組まれたデザインではなく、あらかじめ用意された脚本でもありません。むしろ、旅の途中で突然現れた暗号のようなものでした。
334 は、Alvin が日本で正式に事業を始めた場所です。
そこは豪華な本社でも、夢が完成した終着点でもありません。実際に仕事が始まった場所でした。最初の会議、計画、不安、決断、そして待つ時間。そのすべてを受け止めた空間です。見知らぬ国で再出発する人にとって、最初の正式なオフィスは単なる住所ではなく、夢が現実に根を下ろし始める座標でした。
一方、10334 は《原点》に選ばれた樽番号です。
カスク番号の中に 334 が現れたとき、過去と現在が静かにつながったように感じられました。日本での最初のオフィスの記号が、初めての本格的な自社ウイスキープロジェクトのカスクの中に刻まれていたのです。
この偶然によって、《原点》は単なるコンセプトではなくなりました。
それは、現実に存在する運命の印となりました。
新しい都市で、新しい事業を始めても、いくつかの原点は自分とともに歩き続けている。そのことを思い出させてくれるような番号なのです。
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なぜ《原点》はバーボンカスクなのか
ウイスキーの世界において、バーボン樽は最もクラシックで、象徴的な熟成スタイルの一つです。
バニラ、キャラメル、蜂蜜、オーク、そして温かみのある甘さ。多くの人がウイスキーを知るときに最初に出会い、最も理解しやすい基礎的な風味でもあります。
だからこそ、Alvin が最初の本格的な自社ウイスキープロジェクトを立ち上げるとき、彼はバーボン樽を出発点に選びました。
これは偶然ではありません。
《原点》が「最初に立ち返る」物語であるならば、バーボン樽はウイスキーの世界において、「始まり」と「クラシック」を最も自然に表現できる選択でした。
過度に複雑である必要はありません。希少性を急いで見せる必要もありません。大切なのは、確かさ、正統性、基礎、そしてすべての風味が築かれる前の根本です。
新しいプロジェクトの第一歩は、必ずしも最も華やかである必要はありません。
しかし、十分に誠実でなければなりません。
だから、《原点》はバーボン樽を選びました。
それはウイスキーの本質へ立ち返る選択であり、自分自身の初心へ立ち返る選択でもあります。
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一人ではなかった起業の道
《原点》が語るのは Alvin の再出発ですが、その旅は決して一人で成し遂げられたものではありません。
起業とは、決して個人だけの冒険ではありません。特に見知らぬ国で事業を築き直すときには、道を示し、経験を共有し、時に助言をくれ、支えてくれる人との出会いが必要です。
そのため、《原点》のラベルデザインには、Alvin 本人に加えて、彼が日本に来る前後で出会った四人の先輩たちが描かれています。
彼らは架空のキャラクターではありません。この旅の中で実際に現れた人々です。
彼らは、Alvin が日本で出会った初期の案内人を象徴しています。それぞれが異なる形で、この市場、この街、この国のリズムを彼に教えてくれました。そして、見知らぬ環境の中でも、自分は完全に一人で歩いているわけではないと感じさせてくれました。
ラベルの中で、四人の先輩たちは前方を歩いています。まるで Alvin を導くように。
彼らは高い場所で到着を待っている存在ではなく、ただ見守る傍観者でもありません。むしろ、漫画の物語で主人公が旅に出るとき、最初に登場する重要な人物たちのような存在です。方向、力、そして前に進むためのきっかけを与えてくれる人たちです。
彼らは前にいて、Alvin はその後ろにいます。
それは距離ではなく、受け継ぐことを意味します。
誰かが誰かを終点まで連れていくのではなく、見知らぬ街で、先に一歩を踏み出してくれる人がいる。その姿があるから、後から来た人も、この道を進み続けられるのです。
だからこそ、《原点》のラベルは単なる美しいイラストではありません。
それは、出会いを記録した一枚の絵です。
感謝をデザインの中に込め、起業の道で見えにくい支えを、最初の物語の中に残しています。
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福岡:選ばれた街
福岡は、Alvin が再出発の地として選んだ街です。
東京のように巨大で高速な中心地でもなく、香港のように密度が高く、常に急かされる都市でもありません。福岡には、福岡ならではの距離感、生活感、そして街の温度があります。
Alvin にとって、福岡は一時的な滞在地ではありません。
それは新しい拠点です。
ここには、彼が日本で事業を広げていく始まりがあり、これからのアジア市場、酒文化の交流、そして人と文化をつなぐ未来への想像があります。
そのため、《原点》のラベルには、福岡の川沿いの夜景が取り入れられています。
川は流れを象徴し、前進を象徴します。
キャナルシティの光が水面に映り、そのそばには賑やかな屋台が並んでいます。都市の光、川面の反射、夜の人々の声、食べ物の香り、そして人と人が自然に近づいていく距離感。そこには、福岡らしい生活の風景があります。
この景色は、単なる背景ではありません。
Alvin が福岡で見つけた方向感覚の象徴です。
画面の中で、先輩たちは前方を歩き、Alvin とともに進んでいきます。川沿いに続くその道は、彼が日本で再び歩き始めた道のようでもあります。最初からすべてが明確だったわけではなく、一歩一歩が簡単だったわけでもありません。それでも、前方には道を示す人がいて、隣には光る街があり、背後にはずっと手放さなかった夢があります。
だからこそ、福岡の夜景は《原点》の物語において、とても重要な一幕となっています。
静かでありながら、力がある。
賑やかでありながら、温度がある。
それは終点ではなく、一人の人間がもう一度方向を確かめ、再び出発する場所なのです。
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一枚のラベル、一話の物語
《原点》は、漫画ラベルシリーズの第一話として、シリーズ全体の世界観を背負っています。
それは、Alvin が幼い頃に抱いた漫画家になりたいという夢と、今日の日本ウイスキーにおける創作をつなぎ直す一本です。
デザインの背景は、ラベルの言語となりました。
父親とともに初めてウイスキーに触れた記憶は、感情の起点となりました。
日本で初めて構えた正式なオフィス番号 334 と、カスク番号 10334 の偶然は、運命の暗号となりました。
バーボン樽のクラシックな風味は、本質へ立ち返る選択となりました。
四人の日本の先輩たちの存在は、画面の中でともに進む同行者となりました。
そして福岡・キャナルシティそばの川沿いの夜景、屋台、水面の光は、新しい旅の方向となりました。
だからこそ、《原点》は、単に年数や樽、風味だけで語られるウイスキーではありません。
これは、物語によって定義されるウイスキーです。
幼い頃の夢から起業という現実へ、そして起業の現実からもう一度初心へ立ち返る。その過程を記録した一本です。
商品番号 #00 は、物語がまだ始まっていないからではありません。
本当に大切な物語は、必ず一度、原点へ戻る必要があるからです。
これは Alvin の原点。
Courser of Woodland の日本における旅の原点。
そして、漫画ラベルシリーズの第一話です。
新しい旅は、ここから始まります。
■商品詳細
| Cask |
Bourbon |
| Distilled |
2022.5 |
| Bottled |
2026.6 |
| Aged |
4 Years |
| Total production |
197 Bottles |
| Abv. |
64% |
■テイスティングノート
温かみのある蜜蝋やキャラメル、芳しいキンモクセイ、そして繊細なカモミールが広がる、力強くも魅力的な香り。
口に含むと、フルボディで幾層にも重なる味わい。トーストした木やオークの香ばしさに、菊の花のようなフローラルな風味、ほのかな蜂蜜の甘み、優しいスパイス感が調和する。程よい苦味と繊細な渋みが、全体の骨格を引き締めている。
余韻は中程度。菊の花の風味と、香ばしいピーカンナッツのニュアンスが静かに残る。
数滴の加水によって香りがさらに開き、上品なドライフラワーの風味が美しく花開く。
■オリジナルカード(付属品)
カードの柄は2種類あります。
カードにはホログラムや金の箔押しなどがなされているレアなカードがあり、レア度(ノーマル、スーパーレア、スーパーレア⭐️)があります。
ノーマル:
レア
スーパーレア:

スーパーレア
⭐️:

■関連情報
この樽のシスターカスクについてはWhisky Funにて90点を獲得しております。![]()
